看護師ができる接遇とは

病院は、子供から高齢者まで、幅広い世代の人が利用する場所です。そして、患者は体や心の調子を崩したり、怪我をしたりしており、そのような中で看護師がスムーズに業務を進め、患者とも良い関係性を築いていくために、まずは患者からの信頼を得ることが欠かせません。そのためには、接遇が大きなポイントとなってくるのです。患者がその看護師を信頼できるかどうかには、看護師の第一印象が大きく関わっています。患者の目を見て挨拶をするということは、とても基本的なことのようにも思えますが、忙しい場合はついおざなりになってしまいがちです。カルテやパソコンの画面を見ながら挨拶をすることは避けるようにしましょう。また、清潔感のある身だしなみを心掛けることで、第一印象はぐっと良くなります。

その他には、看護師の話し方や立ち居振る舞いなどに関しても、接遇では求められます。患者の容態を聞く際に、無表情で事務的な感じを出してしまっている様では、つめたい印象を与えてしまいます。患者の気持に寄り添い、しっかりと目を見ながら話を聞くことが大切です。また、言葉遣いがフレンドリーすぎても、逆に距離が近すぎると感じさせてしまうこともあるため、正しい敬語を使って話すようにしましょう。そして、何気ない私語や、医師と交わす会話などについても、意外と近くにいる患者は聞いているものです。患者が耳にすると不安になりそうな会話の内容や、雑談を行う場合は、気を付けるようにしましょう。